株式会社IHI

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技術開発

開発部専用ホームページ
http://www.ikk.co.jp/rdc/ 

社会インフラに貢献してきた50年に及ぶ各種技術と
IHIグループの各分野の技術力を活用し、更なる技術開発を進めていきます。
社会のニーズに応えるべく、次世代を担う開発事業でも社会に貢献していきます。

加盟団体(リンク先)

・SECコンクリート機械協会 ・プレハブ建築協会  

SEC(エス・イー・シー)練混ぜ

SEC(エス・イー・シー)コンクリートは、コンクリート製造時に練混ぜ水を分割投入して練混ぜることにより、コンクリート中のセメントペーストを改質し、骨材表面を改善し、造殻*することを特色とします。(配合水を分割して投入し練混ぜるので「分割練混ぜ」とも呼ばれます。)
*造殻とは、骨材表面に一次水で練混ぜた濃いセメントペースト層を形成させることです。
具体的な練混ぜ手順を図で示します。
下図は練混ぜの過程で、材料をミキサに放出する順序を示しています。

S : 細骨材
C : セメント
G : 全粗骨材
G1 : 粗骨材(ミキサにより決定)

G2 : 粗骨材(=G-G1)
W1 : 一次水
W2 : 二次水
Ad : 混和剤(必要に応じて)

注)W1+W2およびG1+G2が所定の計量精度を満足するものとします。

SEC(Sand Enveloped with Cement)
(NETIS登録番号:KT-100097-VE、建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)、建技審証:第0309号、(一財)土木研究センター)


研究試験センター

技術開発部門として活動する研究試験センターは、1976年の誕生以来、つねに最新のテーマを扱い、 数々の実績を残してきました。
このセンターから生まれた多彩な商品は人々の暮らしのさまざまな場面で活躍しています。
これからも研究試験センターは時代のニーズに応えながら、より良い商品の開発にチャレンジしていきます。

コンクリート技術をベースとしたエンジニアリング業務・コンクリート試験・構造実験業務を受託いたします。


新型継手

新型セグメント継手ShuLoc、JicLoc

トンネルセグメント組立作業の省力化と工期の短縮等によるコストの縮減が課題です。
これらのニーズに対して内面平滑型セグメントとして自動組立に適するワンパス施工を基本とするセグメント用継手が普及しています。 
IKKは、更なる合理化を実現する新型継手の開発に成功しました。
セグメントをトンネル周方向に締結する 「ShuLoc」と軸方向に締結する「JicLoc」です。
この継手は従来製品と比較して合理化による大幅な軽量化を達成しており、コスト縮減が期待できます。また施工性についても配慮しており、組立時に必要な荷重を大幅に低減できます。

shuloc-jicloc


特殊コンクリート材料

気泡レスコンクリート

コンクリート構造物の耐久性については、材料が緻密化されていることが重要な要素であるが、コンクリート表面についても、緻密で滑らかである事が美観的な問題のみならず外部有害因子の内部への進入を防ぐ意味で重要である。
表層コンクリートに発生する気泡については、ただちに構造性能を損なう原因となる可能性が低いため、コンクリートの研究として取組みは少ない。

気泡レスコンクリート

IKKではコンクリート気泡について、その発生・消失原因について物理学的理論を提案し、それらに対して電磁加振装置による実験を実施して検証し、実施工適応に向けて更なる開発を実施中です。

高強度コンクリート

より短い工期で、より精度の高い超高層ビルを実現したい。このようなお客様の声に応えて開発したのが、設計基準強度160ニュートン/mm2を誇る高強度コンクリートNeRC160N」です。
この高強度コンクリートを使うことで、精度の高い工事をスピーディーに実現できる、ビルの耐震性・耐久性が高まる、工事の迅速化により大幅なコスト削減が可能になる、またCO2の排出量を減らし低炭素型社会の実現に貢献できるという数々のメリットがあります。
さらに高強度コンクリートの採用により、柱の少ない大スパン設計が可能となり、床面積の広い空間が実現できるという点も見逃せません。

高精度&高耐久
工場生産率を高め、現場施工を減らすことで、建物の精度と耐久性を高めます。
安全性の向上
現場施工を減少させることで、施工時の安全性を向上させます。
工期の短縮
作業効率が高まるため、大幅な工期の短縮が図れます。
コスト削減
工期の短縮や安全性の向上により、建築コストの削減を可能にします。

ダクタル(サブライセンシー)

ダクタルは、超高強度繊維補強コンクリートです。太平洋セメント(株)社よりサブライセンシーを取得し、事業を展開しています。 

低環境負荷コンクリート

環境保全に対する意識が高まる中で、各業界がそれぞれの工夫によりCO2排出量の削減に取り組んでいます。当社においても、何らかの商品化を模索する中で、低環境負荷コンクリートの開発に成功しました。 このコンクリートは、産業副産物と特殊な混和材を積極的に用い、セメントの使用量を極力少なくすることでCO2の排出量を大幅に削減することができます。

高耐久コンクリート

近年のコンクリート建造物には、100年を超える長期的な耐久性が必要とされています。このような要望に応えて当社では、鉄筋の腐食を招く中性化の中でも炭酸化反応に注目。特殊混和材(γC2S)と炭酸化イオンを反応させることでセメント硬化体を緻密化させるという高耐久コンクリートの開発に成功しました。この高耐久コンクリートは、特殊混和材を含む硬化体の炭酸化により、表面付近の緻密化を達成しています。

※鹿島建設㈱、電気化学工業㈱との共同開発です。

放射線遮蔽コンクリート

中性子遮蔽コンクリート

コレマナイトを固めることにより中性子線をシャットアウト可能な中性子線遮へいコンクリート製造技術です。
先進医療、物質・生命などを研究する施設や先端技術を利用した工場などでは、さまざまな放射線を利用しており、人体を守るための遮蔽体として大切な役割を担うことが可能です。

重量コンクリート

比重の大きい骨材を用いてつくった比重3.5以上の単位容積重量の大きいコンクリートを遮蔽体として使用することにより壁厚を薄くして普通コンクリートと同じ効果が得られ、限られた空間を有効活用することが可能です。原子力施設をはじめ医療・農業・工業などの施設などで遮蔽体としての提供が可能です。


放射性廃棄物収納容器

放射性廃棄物収納容器

内面鉄板の鋼・コンクリート合成構造により、高い遮水性と耐久性を実現しています。万一の落下事故などでコンクリートが破壊しても内面鉄板により放射性物質の飛散を防止する二重のバリア構造となっています。安全に廃棄物の長期保管と移動が可能です。BOXタイプでは内容量4.2m3で放射線を95%遮蔽、取り扱いが容易なドラム缶タイプでは放射線80%遮蔽など、多彩な製品を用意しています。


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