SECコンクリートの技術とは
コンクリートの練混ぜの技術です

SEC(エス・イー・シー)コンクリート機械協会

当協会はSEC(エス・イー・シー)練混ぜ技術およびそのコンクリート(SECコンクリート)の普及のために、関連装置、施工、材料などの業務に携わる会社により、昭和55年に設立されました。
以来、SECコンクリート技術の普及に努め、多くの工事の実績を重ねてきました。
打込みコンクリートでは、ダム、橋梁、トンネル覆工、建築などでの実績が多くあります。
また、整備新幹線トンネル吹付けコンクリートへの採用に対しても、協会員が必要な機材を担当し、SEC練混ぜの実施を担ってきました。
参加会員はコンクリート製造機械メーカ、コンクリートを製造・施工する会社およびコンクリート関連の機械リース会社・商社・材料メーカなどで構成されております。

SEC練混ぜ技術とはコンクリートの配合水を分割して加えて練り混ぜる、分割練混ぜのコンクリート製造技術です。
その練混ぜ手順は、材料計量、練混ぜのステップ数が従来の一括コンクリート製造のそれより多く、丁寧な練混ぜを行います。
SECコンクリートは配合が同じであっても、従来の一括練混ぜを行ったコンクリートと比べて優れた多くの特長を備えています。



SEC練混ぜ技術は世界に先駆けて日本で開発された、日本発のコンクリート練混ぜ技術です。
当協会は日本の良質な社会資本(コンクリート構造物)のために、高品質なSECコンクリートが使用されることを切望して活動しております。

道路や鉄道(整備新幹線)のNATM工法のトンネルの一次支保工の吹付けコンクリートに多くの実績がありますが、他の土木・建築の構造物の通常の打込みコンクリートでも実績が増えております。



SECコンクリートの供給の点では、従来の一括練混ぜの既設のレディミクストコンクリート(生コン)工場で大きな改造をしなくても製造できるようになりました。
施工を行う建設会社にとって、担当される工事でのSEC練混ぜコンクリートの採用が容易になってきています。
事務局会社である(株)IHI建材工業が保有する種々の特許を使用して、実施に必要な機械・設備・材料・技術を協会の会員会社が提供し、サポートさせていただいております。

ニュース

  • 2019年11月8日 SECコンクリート機械協会の研修会が開催されました。
    ※2019年11月14日付けの日付の「コンクリート新聞」に記事が掲載されました。

  • 2018年度SECコンクリート機械協会総会
    ※5月17日のコンクリート新聞に掲載されました。